Androidスマートフォンの場合はAndroidビームを使っているため
NFC Badgeは、入場のためのバッジをスマートフォンに統合するアプリケーションである。対応端末はNFCを搭載するAndroid 4.x、Windows Phone 8、BlackBerry 7.1のいずれかで、特に公式端末である必要はない。すべての来場者が身につけている通常の入場バッジも数年以上前からNXPによるNFCタグを使ったプラスチックのカードが導入されており、NFC技術の導入自体は目新しい物ではないが、スマートフォンと紐付ける部分が新しい試みと言うわけだ。
MWCへの入場は厳密に管理されており、メインゲートからの入場に際してはこのプラスチックの入場カードをかざして認証すると同時に、パスポートなど顔写真の付いたIDを提示して係員がカード所持者の姓名とIDが一致していることを確認して入場する。メインゲートからの入場後も、例えばカンファレンスや基調講演のエリアなどに入場する際や、メディア関係者の場合はプレスセンターに入る際などにバッジだけの提示が求められ、係員が手持ちの端末をかざして入場資格があるかどうかチェックする仕組みだ。パスポートなどの提示は、目視による見比べの手間がかかるためわずかに時間を要するが、通常のバッジチェックは一旦足を止める程度で済む。
「NFC Badge」を利用する場合は、あらかじめアプリケーションに個人ごとに振られているID番号とスマートフォンのフロントカメラなどで撮影した顔写真を登録しておき、会場の登録場所でアクティベーションをする。アプリケーションは事前に配布されていたので、筆者の場合は手持ちのNFC対応スマートフォンであるGalaxy Nexusにインストールしていくつかの手続きを進め、登録場所ではアクティベーションを行なうだけにしてあった。前述の通り、これは公式端末でなくとも構わない。
そうして有効化した「NFC Badge」を使ったメインゲートの入場だが、山田祥平氏の連載コラムにもあるように、従来の方法に比べて必ずしもスムーズとは言えないというのが今回の印象だ。これはオペレーションというかルール作りの問題でもあるが、まず2つに分かれている通常ゲートとNFCゲートでNFC側を選ぶと、ゲートの数m前にいる係員が必ず「NFC Badgeを持っているか?」と声をかける。ここで「持っている」と答えるだけではダメで、実際にアプリケーションを起動して見せてやらないといけない。もちろん、ゲート直前でもたもたしたり、あるいは間違ってそちらに進んでしまうことを防ぐ意味合いもあるのだろう。これは社会的な認知がそこまで足りていないということでもある。
このチェックを抜け、次にいよいよNFCゲートに着く。残念ながらアプリケーションの自動起動には対応していないので、アプリケーションを起動してから指定の場所にスマートフォンをタッチする。Androidスマートフォンの場合はAndroidビームを使っているため、転送確認画面に応じて画面をタップする必要がある。FeliCaによる自動改札などに慣れていると、このタップ操作がなかなかスムーズにできない。無事に認証されると、自分側のモニタ画面と向こう側の係員のモニタ画面にあらかじめ登録してある顔写真が表示され、所持者と同一人物と判断されれば入場できる。
ゲート前でアプリケーションを起動する手間もそれなりに厄介で、前述の係員チェックで起動したままならいいのだが、スリープ設定次第では、また端末ロックの解除からという手順になってしまう。会期2日目以降はスリープさせないように苦慮しながらゲートまで向かったが、画面タップは最後まで慣れることができなかった。
実験という意味合いもあるし、また慌ただしい場所でのパスポートの出し入れはできるだけ避けたいという気持ちも強く、会期を通じて入場はすべてNFCゲートを利用した。しかし残念ながらスムーズさという点では圧倒的に従来型のほうが楽である。明らかにNFCゲートを使っている来場者のほうが少ないにも関わらず、混雑度合いやゲートを抜けるスピードは変わらないどころか、NFCゲートのほうが遅いくらいだった。
加えてNFC Badgeで代用できるとは言ってもメインゲートだけの話で、カンファレンス会場やプレスセンターへ入場にはプラスチックのカード読み取りが必要なことに変わりはない。このカードの仕組みは年月を経ているせいかよくできており、エリクソンやソニーなどのミーティングルームへの入退場にも利用されている。ルームに入る際にチェックインし、出るときにはもう一度触れてチェックアウト。これで、ゲストがブースやミーティングルーム内にいるかどうかまで分かるという仕組みだ。
もちろん「NFC Badge」は初めての試みなので、問題を出すのもトライアルの1つである。オペレーションなど改善できる部分は改善し、来年(2014年)以降はよりスムーズに利用できるようになって欲しい部分である。貴重品の1つであるパスポートを出し入れせずにすむというのは非常に魅力的なオプションでもあり、いずれはカンファレンス会場への入場もこの「NFC Badge」が進化する形で管理される時がくるのかも知れない。
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